最終更新日 平成14年11月13日
今後も充実させていきたいと思いますので、ご期待下さい。
上記には無い、ご質問がございましたら、こちらまでお願いいたします。
Q.納豆は腐っているのか?
A.納豆は「発酵」しています。
では、「腐敗」と「発酵」はどこが違うかと申しますと、
化学的なメカニズムは同じで、人間にとって有益な否か、
という点だけです。
人間に害を与える雑菌が増えたものを「腐敗」、人間に
とって有益なものを「発酵」と言います。
Q.賞味期限を過ぎた納豆は食べられるのか?
A.基本的には賞味期限を一日過ぎたからといって、食べたら
すぐウン○ビリビリの腹痛をおこしたり、吐き気をもよう
したりすることはありません。
ただ、納豆の適度な発酵による美味しさを味わえる、きつい
アンモニア臭が発生しない期間として、賞味期限が設定さ
れていますので、その間に食べることが宜しいと思います。
ちなみに、賞味期限を2週間ほど過ぎて、目にしみるよう
なアンモニア臭がする納豆を好む、パワー納豆ユーザーも
いらっしゃいます。
Q.納豆が腐るとどうなるのか?
A.基本的に、美味しい納豆のなかには「納豆菌」が大多数
(支配的)ですが、発酵がうまくなかったり、雑菌が入り
やすい保存状態が続くと、納豆菌以外の雑菌が増え、腐り
ます。
見た目としては、水っぽくなったり、糸をまったく引かなく
なったりします。
ちなみに、以下は高湿度、高温(平均28度)の一般の部屋
に2週間ほど放置したものです。
![](./faq/k1.jpg)
![](./faq/k2.jpg)
Q.納豆を食べてはいけない場合とは?
A.血栓症などに使う薬剤にワーファリンという薬がありますが、
この薬と納豆を一緒に摂取すると、ワーファリンの作用が
弱くなってしまいますので、服用されている方は納豆を食べ
ないようお気をつけ下さい。
![](./faq/w.jpg)
これは、ワーファリンの抗凝血作用(血液を固まりにくくす
る作用)を、納豆に多く含まれるビタミンKが邪魔してしま
うためです。
納豆の他には、ビタミンKを多く含むクロレラ、青汁などが
問題となります。
また、多くの方に誤解されますが、納豆に含まれるビタミンK
自体は、食べたからといって血液が固まりやすくなるわけでは
ありません。
*もちろん、医師の指導に従って下さい。
納豆がもつ血栓溶解成分ナットウキナーゼもありますので、
特に上記に該当しない方は、積極的にお食べ頂ければと
思います。
Q.痛風だが、納豆を食べていいのか?
A.納豆はプリン体を含むため、尿酸値の高い方は敬遠された方
が宜しいと思いますが、痛風自体は納豆そのものよりも食生
活や遺伝的な要因も大きく、最近は薬による治療が主となっ
ておりますので、医師にご相談頂ければと思います。
Q.買ってきた納豆に白いブツブツがある。
食べたらサラザラしていたが、大丈夫か。
A.白いブツブツは「チロシン」というアミノ酸の結晶です。
![](./faq/c.jpg)
豆の周りに点々とある白いブツブツが「チロシン」です。
これは、大豆のタンパク質が納豆菌によって分解されるとき
にできる最も水に溶けにくいアミノ酸で、納豆の表面が乾燥し
てきたり、発酵し過ぎやニ次発酵をするとでてきます。
食べても無害ですので、ご安心下さい。
ただ、ザラザラとした食感がよくないため、チロシンのでて
きた納豆は、加熱しての納豆料理などにお使いいただければ
と思います。
また、納豆をよく見たとき、特に色の濃い大豆の場合、大豆の
まわりに白くカビのようなものが見えます。
これはカビではなく、納豆菌の菌叢(きんそう)で、良く
できた納豆の証拠です。
ちなみに、業界ではチロシンのでてきた納豆を見たときには、
「この納豆、チロってる」
と言います。
Q.粒の納豆と引き割り納豆の栄養は違うのか?
A.基本的に含まれる栄養素に違いはありませんが、その量に
若干の違いがあります。詳細はこちらをご覧下さい。
Q.納豆は、夜食べた方が良いと聞いたが何故か?
A.納豆に含まれるナットウキナーゼという酵素は、血
栓(血の固まり)を溶かす作用をもち、その効果が
約10〜12時間続くため、血栓を原因とする病気
に有効とされています。
その血栓ができやすい(脳梗塞等)時間帯は、睡眠後6〜
8時間とされており、睡眠中に発病する方が多く
いらっしゃいます。
そこで、ナットウキナーゼが体内で有効に働く10〜
12時間を血栓が出来やすい時間に合わせるように、
夕食に納豆食べると良いと言われております。
つまり、血栓症に限っていえば、朝に寝る人?
を別として、夜がベストになります。
![](./faq/k.jpg)
Q.納豆は、かき混ぜるほど栄養の効果が高まるのか?
A.基本的には、変わりません。
かき混ぜることによって、納豆菌の量が増えるわけ
でもなく、ナットウキナーゼやビタミンKなどの
納豆特有の栄養素が増えるわけではありません。
ただ、かき混ぜることにより旨みが増したり、食感
がよくなる事はあります。
Q.納豆は冷凍しても大丈夫なのか?
A.大丈夫です。
納豆菌は自分が生きていけない環境になりますと、
胞子の状態、いわば冬眠状態に入りますので、
冷凍しても納豆菌は生き延びます。
納豆を大量に購入した場合等には冷凍して頂き、
食べる前日に冷蔵庫に移しておけば、美味しく召し
上がれます。
![](./reitou/5.jpg)
ただし、パックや藁つとのままですと、水分が失わ
れますので、ラップやビニールで包んで頂けば、
より美味しく召し上がれます。
ちなみに、冷凍しても納豆菌が生きられるからこそ、
冷凍した納豆からでも納豆が造れます。
詳細はこちら
Q.ドライ納豆や干し納豆、納豆ふりかけでも納豆と
同じ効果はあるのか?
A.納豆菌やビタミンKなどは熱をかけても残るのです
が、ナットウキナーゼだけは熱に弱いため、油脂で
揚げたドライ納豆や納豆ふりかけにはナットウキ
ナーゼは壊れてありません。
熱を加えない干し納豆やフリーズドライ製法のドラ
イ納豆や納豆ふりかけにはナットウキナーゼが残っ
ておりますので、用途や味によってお選び頂ければ
と思います。
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