貸本時代の納豆売り
|
発酵、もとい、発行年月日は不明ですが、 金子重正著『納豆売りの少女』あかしや書房 という本を入手しました。
「定価130円」とございますので、昭和20年〜 30年代の作品と思われます。 内容は、『マッチ売りの少女』の日本版といってもよく、 再婚した父をもつ少女が、ママ母にイジめられながらも、 納豆を売り歩くという、涙なくしては読めない作品です。
売れ残った納豆を持って、雨のなかを歩く少女、 唯一の理解者であった大切な人を失って、涙ながらに空に 向かってつぶやく言葉。
「神様あんまりです あんまりむごうございます」
ウッ、ウッ、ウッ(涙でディスプレイが見えなくなる)
それはさておき、興味深い点は、この作品が書かれた時 代、納豆は訪問販売が主であり、その販売員の社会的地位 が低いとされているところです。 ありきたりの言葉ですが、やはり「時代」なのでしょうか・・。
|
|
前の サイトへ |
次の サイトへ |
|
参加サイト 一覧 |
ランダム ジャンプ |
|
リンクにつきましては、お手数ですがご一報頂ければと思います。 ご連絡を頂ければ、こちらからもリンクを張ります。 また、バナーに関しましては左の画像をご利用頂ければ幸いです。 |
このサイトに掲載されている文章・画像等の無断転載を禁止致します。
「納豆学会」は三井田孝欧個人及びnattou.com
メールアドレスを持つ方からのご協力で運営しているサイトです。
Copyrighted (c) 1996-2006 Takao.Miida. All rights reserved.