立派なめかぶで、お湯に入れると

　「おいおい、大丈夫かよ」

というぐらいに真っ青になり、肉厚でなんとも美味しそうです。
　ちなみに、北海道瀬棚町は、日本で最初に公認された女医・荻野吟子
さんが開業した地であるそうです。
　ヌルヌル、ネバネバで危うく包丁で手を切りそうになりながら、一品
料理としてのめかぶの完成！
　しかし、ここで終わっては納豆学会の名折れ。
　北海道富良野の富士食品さんから頂いた「氷温熟成小鉢納豆」を使っ
て、「北海道めかぶ納豆」にすることにしました。

　氷温熟成については、社団法人・氷温協会をご覧頂くと分かるのです
が、低温なので発酵中の雑菌の繁殖を防ぎつつ、旨み成分であるグルタ
ミン酸やアスパラギン酸等が増やすこと（いわゆる熟成）ができる、と
いうのが、氷温熟成のメリットとされます。
　この手法を採用しているのは、私の知る限りで、富士食品さん、旭松
食品さん、富良野農業協同組合さん、はやし食品さんといったところで
す。
　さて、話を戻します。
　納豆を鉢でよくかき混ぜ、卵黄、さきほどのめかぶを入れて、さらに
混ぜます。
　今回は、味付けとしてポン酢、魚醤（能登「いしる」）、醤油を色々
な量で混ぜて試したのですが、魚醤は生臭さを倍増させてしまってイマ
イチだったのに対して、以外にもポン酢＋醤油がなかなかの味なんです
ね。
　ポン酢と醤油で味付けした「北海道めかぶ納豆」を、湯気立つご飯に
ドバーッとかけると、

　「かぁぁ〜たまらん、こりゃ下品でも一気に食うしかないな」

となり、急いでデジカメで記念撮影した後、ズボッボズボボーと下品に
啜った三井田でした。

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