読者モデル?初体験

最終更新日 平成14年3月30日

 扶桑社の女性向け雑誌『Caz!』と男性向け雑誌『SPA!』
の二誌と自動車メーカー・ダイハツさんの合同企画として、二誌
それぞれの読者モデルがダイハツ車に乗りデートするという企画が
あり、タッチフットボール仲間のWさんと参加しました。
 
 平成11年2月6日、朝6時に起床したものの、前日の深酒が
たたってひどい二日酔い
 用意をしてから、一緒に撮影に望むWさんの携帯に電話をかける
と、サイフを無くしたとのこと・・・。
 待ち合わせたWさんにとりあえず千円を渡し、ゆりかもめに乗っ
て、撮影の集合場所「船の科学館」駅に行きました。
 
 季節柄、かなり寒いものの掲載雑誌は春ということで、薄着になり、
ガタガタと震えながら、最初の撮影。

 カメラマンの方には、
 
 「テンション上げてぇー笑顔でぇー!」
 
とか言われましたが、新潟出身の私でもダメな寒さでございました。
 
 撮影が終わったところで、今日デートをする女性ペアに話かけて
みました。
 女性ペアは肉感的で陽気なEちゃん(22、未婚)と、スリムで
物静かなSちゃん(22、未婚)。
 ともに彼氏がいるというのに参加したというツワモノでござい
ました。
 
 女性ペアとしばらく話したのち、次の撮影ポイントに向かうた
め、ダイハツ社のオプティ(ワインレッド) に乗り込んで、移動。
 新型の車を運転したのはいいのですが、女の子との会話も身が
入らず、結局はWさんに「美味しい」ところをもっていかれて
しまったような気が致します。
 
 次の撮影は、渋谷のフレンチ・レストラン
 
 「ザ・ハウス・オブ1999 ロアラブッシュ」
 
・・・の外側だけで撮影。

 このレストランは、子爵の邸宅だった建物を改装したもので、
なかなかオシャレな感じです。
 他のお客さんがこないうちに、店に入るシーン等を撮影しました。
 
 続いて、東京タワー。

 意外なデートスポットとして紹介したいそうで、二日酔いの
私にはキツイ、かなりのハイテンションのポーズ決め決めで撮影
しました。


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 既に有名になりましたが、東京タワーのお土産は、なかなか
テイストレスなものが揃っていて、マニア受けしそうな感じです。
 
 東京タワーでの撮影が長引き、13時にやっとフレンチ・レス
トランに戻ってランチ。
 もちろん、ランチを食べるところも撮影します。

 ランチの前菜は、エスカルゴのポテトソースがけでリンゴ、
ガーリック、バルサミコが入っているもの。上にのっているのは
チェダーチーズをパリパリに焼いたものです。


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 スープは意欲作とも言える裏ごししたカブのスープ。トリュフ
の細切りがのっているいます。


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 メインディッシュは子羊のクリーム煮。軟骨までもがトロトロ
になっておりました。


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 女性ペアが注文した魚コースのメインディッシュ。


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 これでこのまま撮影終了・・・では、もったいことです。
 このレストランのシェフは、フジTV『料理の鉄人』でフレンチ
の鉄人・坂井氏に勝ったシェフです。
 そこで、私は以前から真剣に考えていた、くだらないこと
 
 「カリフラワーとブロッコリー、どっちが偉い?」
 
と質問することにしました。
 
 ちょうど、メインディッシュの「子羊のクリームソース煮」に
人参、ブロッコリー、カリフラワーが添えられていたので、まず
はカメラマンやスタッフの方に
 
 「カリフラワーとブロッコリーどっち派ですか?」
 
と聞くと、ほぼ全員がブロッコリー。カリフラワー擁護派の私
としてはカリフラワーの立場を守りたく、そこら辺の期待をこめて
シェフに聞いてみることにしました。
 「スイマセーン」と申し訳なさそうに言えば良かったのですが、
つい茶目っ気をだして海原雄山(『美味しんぼ』の登場人物、
モデルは北大路魯山人)のマネをして、
 
 「主、シェフを呼べ」
 
と言ったところ、本当にシェフがでてこられて
 
 「何かございましたでしょうか」
 
 ハッ!ヤ、ヤバイ。
 頭の回路暴走気味でしたが、キチンと聞きました。
 
 「あのー、
  ブロッコリーとカリフラワーってどっちが偉いんですか?」
 
 約3秒の沈黙、
 
 「クリームのスープに使えるのはカリフラワーですが!」
 
 「は、はぁ、そうなんですか。恐縮です・・・・」
 
ということで、カリフラワーの立場はクリームの点で守りました。
 余談ながら、ブロッコリーとカリフラワーのニューハーフ?
であるブロッコフラワー(brocco-flower)という野菜もございます。
 
 17時、撮影終了。
 再びゆりかもめに乗って新橋に移動し、女性ペアと「新橋モダン
食堂」で軽く飲んで、解散となりました。
 えっ、女性ペアとどうなったかって?
 もちろん、彼女らはそれぞれの彼氏の元へ帰っていきました・・・。
 
 この模様は、
 ・扶桑社『SPA!』1999年3月31日号 p103
 ・扶桑社『Caz!』1999年4月12日号 p137
に掲載されました。
 私は、「ネバりめ」のぎこちない笑顔で写っておりました。

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