金刀比羅さんで納豆
最終更新日 平成14年4月7日
映画『タイタニック』の沈みゆくタイタニック号のシーンを見て、
「神さん、怒らしたんと違うんか」
と、漁師の父親がつぶやいたという話を友人に聞き、なかなか面白い
こと言うなと思いました。
いくら最新の船、大型客船になろうとも、日本の船には神棚やお札
が祀られています。
なかでも「こんぴらさん」は、海上安全のトップブランド?です。
ということで、平成12年3月16日、全国にある「こんぴらさん」
の総本宮、讃岐・金刀比羅宮にきてしまいました。
ちなみに、「こんぴらさん」の「こんぴら」は、サンスクリット語
のクンビーラが訛ったもので、もともとインドのワニを意味しており、
ワニが海の神様、船の神様となったものです。
*学生時代、印度哲学にハマった友人が、常にサンスクリット語を
ブツブツ言ってことを思い出します。
金刀比羅宮といえば、海上安全の神様ということもさることながら、
本宮まで785段、奥社まで1368段もある階段も名物です。
お土産屋さん、うどん屋さんの多い表参道を抜け、階段を上りはじめ
ます。
まずは、軽くのぼったところで、高松藩主の松平頼重によって
1649年に建てられたという寄進大門に到着。
振り返って、琴平一帯を眺めますと、素晴らしい景色です。
そういえば、松坂慶子さんがマドンナとなった、第46作
『男はつらいよ 寅次郎の縁談』(1993年)でも、寅さんが
金刀比羅宮でデートするシーンがございました。
美しい風景を楽しんだところで、20代の若さを生かして一気に本宮
までのぼりました。
と言いつつも調子に乗って、二段飛ばしでのぼっているときに1回
コケてしまい、デジカメにキズをつけてしまいました。
人間、無理はいけません。
早速、納豆を・・・っと、その前に参拝でございます。
イレギュラーを除いて、ニ礼ニ拍手一拝ですので、お作法にしたがって
参拝。
いよいよ納豆を食べます。
ちょっと端によって、提灯の下で、ズボボボー。
階段で一汗をかき、参拝をしたあとなので、かなり爽やかな表情
で納豆を食べていたので、私にニ礼ニ拍手一拝する観光客は・・・
いませんでした。