イカ釣り漁船に潜入!

「沖漬け納豆」


最終更新日 平成13年6月17日
 
 平成11年6月5日(土)18時、「良寛さん」で有
名な新潟県出雲崎町の出雲崎港にて、イカ釣り漁船「金
徳丸」に乗船しました。 

 周りは、父と子の親子連れ4組、「Daiwa」の帽 
子をかぶったオトーサンを中心とする釣り師数名で、ジー 
パンでデジカメ片手の私はちょっと場違い。 
 クーラーボックスのなかには、釣りたてのイカでイカ 
納豆を作るべく、包丁、まな板一式、納豆。さらには 
「沖漬け」を作ろうと醤油3、みりん1、酒1でつくっ 
た漬け込みダレの瓶をヨイショヨイショと持ち込み、 
  
 「おうおう、 
  釣れねーうちから、そんげん持ってきてぇ、のう、 
  あんちゃんてぇ」 
  
と船頭さんにからかわれました。 
 「沖漬け」は釣ったイカをその場でタレに入れてしま 
う荒技料理です。入れられたイカは、苦し紛れにスミや 
水を吐くのですが、その変わりにタレを思いっきり吸い 
込んでくれて、全身にタレが染み込みます。 
 そのイカをブツ切りにし、タレのよく染み込んだワタ 
をまんべんなく絡め、そしてあったかーいご飯の上にのっ 
けて・・・・、おっとキーボードに唾が。 
 ポンポンポン、出雲崎港でること約40分、ポイント 
に着きました。 
 貸し竿に株式会社デュエル「YO-ZURIイカ釣り キラ 
リヅノ K2-5」を付け、いよいよイカ釣り開始! 
 イカ釣りは竿を上下にすることによって、キラキラ光 
る針にのっかります。 

 上下、上下、上下、1時間経過、ヒットなし。 
  
 「坊主憎けりゃ、袈裟まで憎い」 
  
と申しますが、まさに 
  
 「坊主憎けりゃ、竿まで憎い」 
  
で、貸し竿が悪いんでないかい、と思い始めたころ船頭 
さんが「キスの味噌汁」を作ってくれました。 

 これがまたウマイんですね。 
 冷たい潮風、波に揺れる船、けたたましいディーゼル 
エンジンの音、これらすべてが調味料となって、味噌と 
水とキスしか入っていない味噌汁が、この上ない美味し 
さになっています。 
 リフレッシュを終え、再度竿を上下、上下、またもヒッ 
トなし。 
 ちょっと暇になってきたので、本を読むことにしまし 
た。松沢呉一著『風俗バンザイ』創出版を読みながら、 
片手で竿を上下、上下。なにやら、これに似たようなこ 
とを思春期にやってたような気がします。 
 2時間経過。船の揺れが激しくなってきたので、読書 
中止。案の定、「こませ」をまいている(嘔吐)人がで 
てきました。ある親子連れは、子供が吐いているのを見 
てお父さんが「もらいゲロ」していました。 
 上下、上下、上・・あ、あれ重い。引き上げて見よっ 
と。 
 キュー、キュ−、プシュー(水吹く)と言いながら、 
かわいいイカが上がってきました。 

 あまりのかわいさに気が引けましたが、タレの中へポ 
チャ。美味しくなるんですよ。 

 それ以降、たて続けにヒットし、計28パイのイカを 
釣りました。 
 一番大きなイカでイカそうめんを作り、それでイカ納 
豆を作ろうと思っていたのですが、船の揺れが激しく、 
包丁を持てる状態ではなかったため、残念ながらイカ納 
豆はあきらめました。 
 24時、帰港。 
 早速自宅に戻り、「沖漬け」をあったかーいご飯(電 
子レンジ使用)の上にのっけて、パクッ。もらいものの 
酒「美酒爛漫」を冷やでゴクリ。カーッ、たまらんバイ。 

 続いて納豆(やさと納豆を使用)に「沖漬け」を混ぜて 
パクッ。 
 イカのワタが持つ潮の香りが口に広がり、噛みしめる 
たびにイカの甘さがにじみでて、それを大豆が力強く受 
け止めます。 

 イカの塩辛ならぬ醤油辛と納豆を混ぜた感じですが、 
新鮮だからでしょうか、いわゆる生臭さはありません。 
 「沖漬け納豆」、機会がありましたら、是非お試し下さ 
い。  

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