二見ヶ浦・夫婦岩で納豆
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最終更新日 平成14年4月7日
平成11年10月9日、天照大御神(あまてらすおおみかみ)
思ったものの、意外に形式にこだわる小心者、参宮前に身を清める
「清渚(きよなぎさ)」の二見ヶ浦にやってまいりました。
二見ヶ浦というよりも、日の出の名所、夫婦岩(めおといわ)が
ある海岸と言った方が宜しいでしょうか。
ですが、この「二見ヶ浦」という地名、斎王(さいおう)の倭姫
(やまとひめ)が、天照大御神をまつる場所を探し歩いたとき、
二見ヶ浦の海があまりにも美しく、二度ふりかえったという伝説か
らきております。
駐車場から歩いて、二見興玉(おきたま)神社に向かいます。
途中のお札を売っている場所には、
「無事カエル」
「貸したものがカエル」
などのカエル縁起ものがあり、この神社の祭神である猿田彦命
(さるたひこのみこと)の神使(しんし)カエルをスターとして
大切にしていることが分かります・・・って、よく見るとこんな
ものが売られていました。
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幸福キティ守 700円
携帯電話にストラップ付守 800円
「キ、キティちゃん?」
でも、一応お守りですので、購入してみることにしました。
「スイマセーン、これ下さい」
「はい、700円です」
「携帯電話用の方が『効き』ますか?」(お金を払いながら)
ボトッ
「・・・・・」(無言のまま)
そんなことより、納豆です。
しばらく歩くと夫婦岩が見えてきました。
大きい岩の男岩、小さい岩の女岩が縄でしっかりと結ばれている
ところから、夫婦円満と縁結びの象徴としても親しまれているそう
です。
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*曇ったり、晴れたりのなかのベストショット
観光客も、天ぷらでいうと180度ぐらいのアツアツの若年カップ
ルや、冷えたご飯をなんとか温めようとしている電子レンジ風の熟年
夫婦などが多く、なかには中年男性と20代前半のミニスカートの
女性というノーコメントとなるようなカップルもいます。
そんななか、早速納豆を取り出します。
夫婦岩を見ながら、ズボボーと納豆をすすると、通りゆくカップル
すべてが「なんだこのシト」風の視線で見ていきます。
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多くのカップルのなか、納豆を食べる独りできた男27歳。
参宮前に身を清める禊納豆、あまりにも寂しい納豆でございました。