最終更新日 平成13年5月3日
2000年を迎えるにあたり「ごと納豆」を仕込んでみました。
ごと納豆は、山形県は米沢地方の郷土食で、一般的に
手には入ります商品では、まるよね食品工業株式会社(山
形県米沢市窪田町窪田1040-2)さんの「雪割り納豆」が有
名です。
ごと納豆の「ごと」は五斗の意味で、昔は五斗も
入る大樽(一斗が十升で18リットルですから、90
リットルも入る大きさです)で仕込んだから、その
名がついたそうで、由緒正しい米沢の納豆です。
先日、友人の結婚式で、ちょっとアガっている司
会者さんは、新婦を「由緒正しい家柄で・・」と紹
介しようとしたのでしょう、「ヨイショ正しい家柄」
と訳の分からないことを言っておりました。
・・・話を戻します。
材料は、納豆、麹(納豆と麹は同じ量)、塩(適
当)とお好みの薬味類(七味唐辛子やしょうがが多
いようです)です。
私は、容器にタッパーを使用し、納豆は大粒であ
る新潟市・高橋商店さんの「袖振納豆」を6パック、
麹はスーパーで普通に売っていたもの、塩はちょっ
とオゴって、先日能登半島で買ってきた天然塩を使
用しました。
まず、麹をボールのなかで良くほぐします。ポロ
ポロになったら塩を入れるのですが、塩の量はハッ
キリ言って適当です。夏は確かに塩がきつくないと
いけませんが、今の季節でしたらお好みでいいと思
います。
そのボールへ、納豆をエイッと入れ、かき混ぜま
す。納豆を叩いてから入れたり、小粒の納豆を使う
と短時間で旨味のあるごと納豆ができますが、私は
大粒を食べたときの大豆の風味が好きなので、大粒
をそのまま入れました。
ここで一応できあがりなのですが、七味唐辛子や
刻んだしょうが、ニンニクなどの薬味を入れる場合
もあります。
昨日、スーパーで松前漬け用として、スルメを細
く切ったもの(398円)と羅臼昆布を細く切った
もの(450円)が売られており、スルメはおしゃ
ぶり用に、昆布は湯豆腐にでも流用しようかと思っ
て買ったのですが、せっかくですから、飲みかけの
日本酒(越の誉)に半日ほど浸して、薬味にしまし
た。昆布はハサミでさらに細くしました。
酒臭いスルメと昆布の細切りを混ぜ込んで、保存
する容器(タッパー)に移したら、できあがり!と
チョー簡単です。
後は1週間程度、保存しておけば美味しいごと納
豆のできあがりです。
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