熊本「九州納豆館」見学
最終更新日 平成11年4月1日 報告
平成11年3月30日、平成10年度納豆鑑評会で、見事!
農林水産省大臣賞を受賞した「元気納豆」のマルキン食品さん
の取材と、熊本の納豆伝説を確認しに熊本へ行きました。
まずは、「熊本が納豆発祥地」伝説の元となっている加藤清正
公が建てた(大工だろ、というツッコミはなし)熊本城を見学。
入場料500円を払って中に入ると「熊本城レディによる案内
30分 無料 お一人さまでもお気軽に」と書いてあり、早速
「お気軽に」申し込みました。黄色いコートを着たK木さんとい
う美人のお姉さんに説明を受けながら城内へ進みます。
「この広大な敷地は東京ドームにしますと約20個分入り
ます。」
「へぇ〜。福岡ドームだとどれくらい?」
「・・・・・・・・」
「熊本城の特徴であります武者返しです。上ろうとしてい
るうちに段々後ろに体がそってきます。」
「ちょっと上ってみていいですか?」
「・・・・・・・・・・」
「清正公は常に篭城の場合を想定しておりまして、場内に
は多くの銀杏の木が植えられております。このことから、
熊本城は銀杏城とも呼ばれています。」
「じゃあ、銀杏の取れる時期はウ○コくっさかったかも知れ
ないんですね。」
「・・・・・・・・」ガチャ、ツー、ツー、ツー(交信途絶える)
ともかく加藤清正公は、篭城のことを考えて、場内に120も
の井戸を掘ったり、畳にはかんぴょうを編み込み、ふすまにはひ
じきなどを詰めて、水と食料を常に確保していました。
このことを考えますと、加藤清正公納豆発祥説が生まれたこと
も容易に予想がつきます。さすがに壁の隙間に納豆は入れていな
かったと思いますが・・。
熊本城は、再建計画が進んでいるそうなので、そのときはぜひ
かんぴょうや銀杏を埋め込んでほしいところです(新幹線呼ぶよ
り、熊本城の再建の方が偉大な事業ですよ)。
続いて、熊本駅から宇土(うと)という駅に向かい、九州大豆
食品協業組合さんの工場と納豆博物館を見学しました。
工場では、マルキン食品さんの常務取締役の吉良さん、九州大
豆食品協業組合の理事であり、工場長でもある羽隅さんから九州
の納豆事情や歴史についてお話をしていただき、またマルキン食
品さんの納豆を試食しつつ熱く語り合いました(ヤバイくらい熱く)。
その後、工場内を見学。1分間に300パックをフィルム処理
できる機械などが盛んに動いていました。
その後、工場内を見学。1日12tの大豆を13種類使用する
この工場は、厚生大臣より表彰を受けたそうで、1分間に300
パックのトップシールをフィルム処理できる機械(他は120個)
などが盛んに動いていました。
最後に納豆博物館を見て、見学終了。
工場内、他の画像につきましては、事情により掲載しません。
マルキン食品の吉良さんが納豆学会を見ていて下さったことも
あって、大変中身の濃い見学となりました。
さらには宇土駅で、なにかの拍子に破ってしまった私の切符
を見て、
「何とかしちゃるき、待っとって」
と再発行してくれたやさしい駅員さんもいて、心情的にも濃い見
学となったのでした。