第10回全日本丸太早切選手権大会

最終更新日 平成12年11月5日

 平成12年8月16日(水)、新潟県は三島郡三島町で、第10回全
日本丸太早切り選手権が行われ、例年通り出場してまいりました。
 熱射病で倒れそうなぐらいの暑さの中、実行委員長、町長の長い挨拶
が終わり、選手宣誓。
 
 「選手宣誓、駐在さんお願いします。」

 昨年と同様、選手宣誓は三島町の駐在さん。しかも制服を着て、帽子
を深々とかぶった正装で、もちろん勤務中の出場です。地元イベントら
しい選手宣誓に、会場が盛り上りました。
 優勝者には、軽トラック1台、コシヒカリ1俵、地酒1斗ビン、味噌
40kg、うどん10m、民芸品のカサが贈られるこの大会、今回の参
加チームは全部で62チーム。2人1チームで1.5mの巨大ノコギリ
を引き、直径60cmの丸太を切ります。
 私は一緒にタッチフットボールというアメフトからタックルをとった
競技をやっているチームメイトのWさんと出場しました。
 参加費は無料で、参加賞として味噌1kg、手延べそうめん1束、地
酒1カップ、ミニチュア・のこぎり、フライ返しを頂戴しました。
 ありがたいことです。
 競技開始前は、お約束で近くに生えていたポプラの木にハイキック数
発と片手腕立て数回で、近くにいた子供をビビらせてウォーミングアッ
プ。
 第1回戦、タイムトライアル。
 いよいよ、私たちがコールされました。
 
 「続きましてぇ、エントリーナンバー27番、
  県内柏崎市からお越しの三井田孝欧さん、
  チーム名、ミニ・スカート、ミニスカートガンガンです」
 
と司会者に呼ばれ、ゴツイ体の私たちが試合場にでると、会場全体から
軽い笑いがおこり、NHK、フジ系のローカル新潟TV・NSTのカメ
ラが寄ってきます。
 ・・・・昨年に続く、ちょっと恥ずかしいチーム名ですが、まずは笑い
をとったので成功?です。
 「ヨーイ!」のかけ声に続いてピストルが撃ち鳴らされ、 スタート。
 ヨイショ、ヨイショ、樹齢50年という直径60cmの杉の木を
1分32秒で切り落としました。

 まわりのチームを見回してもだいたい1分40秒前後なので、安心して
おりましたが、この時点で絶対かなわないチームが3チーム。
 以前、決勝で切っている最中に冷や酒をあおり優勝した、奈良県奈良市
の木こりチーム「ならやま」が57秒。
 昨年優勝した、中国から研修にいらっしゃている中国人・日蓮さんと李
さんのチーム「中越鋳物工業共同組合」が1分2秒。
 新潟県長岡市で農園業をやっていらっしゃる「金垣農園」チームが1分
10秒。
 他のチームとは、多くとも10秒の差なので、木にフシがあるかないか
で変わってくる程度ですが、57秒となると力だけでなく、技でも圧倒的
な差がある感じです。
 
 ということで、結論から述べますと結局私たちは62チーム中15位と
いう結果で終わりました。
 
 「今回の勝因は何でしょうか?」
 「ええ、毎日の3パックの納豆です」
 
という、勝利者・納豆インタビューを受けられなくて、申し訳ありません。
 来年の入賞を目指して、更なる精進に励みたいと思います。

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