鉄鉢料理「泉仙」

最終更新日 平成12年3月13日

 京都は大徳寺にやってまいりました。
 納豆を使っての料理修行として、「泉仙」(京都市北区柴野大徳寺町大慈院内
電話075-491-6665)での鉄鉢料理が目的です。
 鉄鉢(てっぱつ)料理は、僧が食べ物を受けるために用いた鉄製のまるい鉢に
いれた料理で、インドに始まり奈良時代に日本に伝わったそうです。
 料理自体はもちろん精進料理で、精進料理らしく?値段が高くなっています。
 今回は3900円のコース「大原」にしました。

 まずは「つきだし」でしょうか、抹茶とわらび餅。

クリックすると大きな画像が見られます。

 「最初に甘いものとは、士郎しくじったな」
            『美味しんぼ』海原雄山より

 抹茶で心が和んだところで、本格的に料理がでてきま
した。以下に列挙します。

・白あえ 芥子の効いたもので人参、胡瓜がメイン。
     わさび菜が添えてある。

・ごま豆腐 わさびをのせた黒いごま豆腐と、胡瓜をのせ
      たオレンジ色の胡桃豆腐に、甘くとろみをつ
      けた醤油の「あん」をかけてある。

クリックすると大きな画像が見られます。

・前菜? あわ麩の田楽(味噌だれ)、牛蒡を湯葉でまいて
     揚げたもの、あわ麩を梅酢につけてシソの葉でま
     いたもの、梅の甘露煮の天ぷら、じゅんさいを山
     椒と醤油で煮付けたもの

クリックすると大きな画像が見られます。

・八宝菜 もちろん、肉はなし。筍、蓮根、椎茸、人参、
     インゲン、牛蒡、銀杏を十分なトロミをつけて
     うす塩味になっている。

クリックすると大きな画像が見られます。

・炊き物 ふき、さやえんどう、湯葉、大徳寺麩、里芋、
     ガンモ(中に銀杏)、カボチャ。
     味付けを薄くして炊いた湯葉と里芋は、見事。

クリックすると大きな画像が見られます。

・汁物 ワカメと筍の汁。昆布出しが効いた塩味

クリックすると大きな画像が見られます。

・小鉢 揚げ麩の芥子味噌あえ

クリックすると大きな画像が見られます。

・精進揚げ 蓮根、人参とシソのかき揚げ、筍、さつまいも、
      甘辛く煮付けた椎茸

クリックすると大きな画像が見られます。

最後にお椀を重ねて、ごちそうさまー!

クリックすると大きな画像が見られます。


 以上、大変勉強になりました。
 今後の納豆料理開発に生かしていこうと思います。

 おなかとお口、大満足!お財布、お寒くなって不満足でした。

「三井田のエッセイ」へ戻る。


トップへ戻る。


ご意見、ご要望はこちらまでお願い致します。