宮本武蔵生誕地で納豆を食べる!
(29歳の旅 その1)

最終更新日 平成13年6月20日

 私もこの世に生を受けて早28年。
 昔の人であれば、11〜17歳ごろには元服し、色々と活躍し
たことでしょう。
 それに比べて、人生を無駄に、そして密度薄く生きている私。
 
 「このままでいいのか・・・」
 
と思っていたところ、ある事を思い出しました。
 
 「剣聖・宮本武蔵も巌流島のときには確か20代後半だった
  ような気が・・・」
 
 格闘技に目覚めた中学生時代。極真空手の創始・大山倍達先生
が、吉川英治『宮本武蔵』を持って山籠もりし、眉毛を剃って修
行に励んだということから、真似をして『宮本武蔵』を読んだこ
とが今になって役立ちました。
 
 「ようし、武蔵先生にご挨拶して、喝を入れてもらわネバネバ」
 
ということで、平成13年2月12日、岡山県大原町宮本の宮本
武蔵生誕の地にやってまいりました。
 武蔵資料館や武蔵道場もある「武蔵の里」に、宮本武蔵の銅像
があります。
 「二天一流」の構えをした銅像は、巌流島決戦、武蔵29歳の
頃をモデルとしたそうで、凛々しいお姿でございます。
 早速、カップの納豆(ヤマダフーズ「水戸の朝一番」)を出し、
銅像の目の前で食べました。
 生涯60回以上の生死をかけた戦いに一度も負けなかったとい
う宮本武蔵。負けなかっただけでなく、
 
 「三十を越えて跡を思いみれば、兵法至極にして勝にあらず」
                      『五輪書』より
と深く己を省みる精神。
 納豆の糸を粘らせながら、武蔵先生の教えをしっかりと頂戴し
ました。
 納豆の道を極めんがため、武蔵先生を見習って今まで以上に修
行していこうと強く誓い、宮本武蔵生誕の地を後にしたのでした。

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