森口加工食品 工場見学


 最終更新日 平成1
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 平成12年3月13日、京都市北区にあります「紫竹納豆」
株式会社森口加工食品さんの工場を見学させていただきました。
 平成12年2月5日に関西納豆協同組合さん主催で行われた
「鑑評会」で1位(商品は「すず丸」)をとられたそうです。
 取締役の北畠さんに工場内をご案内して頂き、コンパクトに
効率よくまとめられた工場だと感心しました。
 ただ1点気になりましたことがありまして、森口加工食品さ
んに限らないことなのですが、ノウハウの分散がうまくいって
おられないように思います。
 見学の最中に機械のトラブルがありましたが、機械の微調整
やらノウハウを知っているのが1名であり、その方がいらっしゃ
らないとお困りになる状態のようでした。
 昔は、「あの人がいないとなぁ」なんて言われる職人っぽい
人が重宝されましたが、本当に優秀な人は「誰でもできる状態
にまでできる人」です。
 仕事での「没個性」のように感じますが、自分の持っている
知識やノウハウを誰でもできるようにし、自分がいないときで
も、仕事が進むようにする人間を育てるべきだと思います。

 見学終了後は、社長の福三田邦彦さんを交えて、納豆のみな
らず、京都の食文化のお話までかなり広い範囲での懇談となり
ました。
 福三田さんは、納豆の文字の由来について、「京都御所に納
めた豆だから納豆」の説をとっておられました。
 京都や滋賀の糸引き納豆文化を考えればさもありなんといっ
た感じです。

 時間を忘れるほど話込みお昼になった頃、お礼をのべ工場を
後にしました。
 大徳寺納豆やその他のお土産までいただき、森口加工食品さん、
本当にありがとうございました。

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