最終更新日 平成13年5月22日
平成13年3月10日、文字通り吐くほど納豆を食べた「第1回納豆早食い世界大会」の会場を後にした、橋本さんと私はひたちなか市にある「デザート工房」(茨城県ひたちなか市表町4番11号 電話029-272-2033)に向かいました。「デザート工房」さんでは、納豆の入ったケーキが普通に売られているとのことで、橋本さんには無理を言っておつき合い頂きました。早速、「デザート工房」さんに入りますと、あっ、ありました。納豆ケーキ、その名も「ジャポネスク 300円」。チョコレートにコーティングされた直径4cmほどのケーキで、上には「くめ納豆」シール、バラ、チョコレートで作った葉や枝が飾られています。
「くめ納豆」シールからお分かりになりますように、くめ・クオリティ・プロダクツさんとのタイアップ商品です。まずは店内で試食させて頂くことにしました。「すいませーん、コーヒーを2つ頂けますでしょうか」「はい、うちは紅茶とコーヒーはサービスなんですよぉ」(多少、後半は平板アクセントの茨城弁?)なんと今時珍しく、「デザート工房」さんでは紅茶とコーヒーが無料です。コーヒーをコポコポを入れて頂き、さてさてと「ジャポネスク」にフォークをさして食べてみます。チョコレートのコーティングの下は、フルーツのムースと納豆のムースで、フルーツの酸味が納豆のコクにマッチし、意外に悪くありません。
「むぅう、店主悪くないぞ」『美味しんぼ』海原雄山風にと多少勘違い気味の独り言をつぶやいた後、お店の方にお話を聞きますと、このムースはマンゴーやバナナなどの4種類のフルーツで作ったそうで、バナナと納豆が合うことと酸味と納豆が合うという考えから生まれたそうです。1日に12個ほど作られ、コンスタントに売れているそうですから、それなりに認知された味のようです。「若い女性とか買われていきますか?」「結構、女性が多いですよ。うちの娘も、あっ23歳なんですけどね。遊んでいるわりには、いい男の人がいなくて・・・・」「お二人は独身ですか?」橋本さん、三井田:「・・・・・・・・」2年ほど前からはじめたという納豆ケーキは若い女性を中心に人気のようです。私自身は不人気でございます。納豆ケーキを食べ終わった頃、ちょうど営業にきていた、くめ・クオリティ・プロダクツさんの方にお話を聞き、また来春販売予定である納豆チョコ試作版も試食させて頂きました。
納豆チョコの詳細なコメントはひかえさせて頂ますが、「カカオは納豆に勝つ!」との印象でした。今回の納豆ケーキの取材を通して、あらためてデザートとしての納豆料理の重要性を確認することができ、納豆が世界に羽ばたくためには、確固とした納豆デザートの確立のポイントであると思いました。