熊本ラーメン「こだいこラーメン」

  最終更新日 平成13年6月18日

 平成13年2月15日、熊本ラーメン修行の一環として、熊本
ラーメン元祖の店と言われる
 
 熊本ラーメン「こだいこラーメン」
(熊本県熊本市花畑町13−11パワーズビル1F 電話096-352-2058
 営業時間 18:00〜翌5:00)
に行ってまいりました。
 花屋さんの奥にあるお店に入りますと、久留米ラーメン「魁龍」
には遠く及ばないものの、豚骨の匂いが立ちこめ、昭和29年
という創業当時の電柱やポスターなどでレトロ調にまとめられた
オシャレな店内には、女性の独り客もいらっしゃいます。
 厨房にも、店内の雰囲気同様のオシャレな方・・・・・・ではな
く、坊主頭の強面の方がラーメンを作ってました。
 カウンター席に座り、メニューを見たところ、伺った日が15日
だったので、「毎月15日限定メニュー 中華ラーメン 790円」
が注文できるとのことで、その中華ラーメンと「こだいこラーメン
(あっさり)580円」を注文しました。
 
 まずは、「こだいこラーメン(あっさり)580円」。


(クリックすると大きな画像が表示されます)

 小さなサイズのドンブリに入ったラーメンのスープを飲むと、思っ
た以上にアッサリしており、卵が入った麺がよく絡んで、ライト感覚
の豚骨ラーメンといった感じです。
 こだいこラーメンのスープは、豚骨以外の材料は一切使わず、3
日間かけて鉄鍋で作るそうで、ニンニクやその他の野菜を一緒に煮
込んでいないからなのか、後味がスッキリとしています。
 それだけではなく、あっさり、スッキリし過ぎに飽きた頃に効い
てくる、カリカリに焼いて細かく刻んだ「焼きニンニク」と香ばし
い「ゴマ」。食感にアクセントをつけるキクラゲ。
 ガツーンとくる豚骨ラーメンよりもアッサリとした豚骨ラーメン
が食べたくなるようなとき・・・・飲酒後などには最適なラーメン
かも知れません。
 ただ残念なことに、作り手の個人差ならいいのですが、麺がのび
気味でした。
 
 続いて、「毎月15日限定メニュー 中華ラーメン 790円」。


(クリックすると大きな画像が表示されます)

 キクラゲ、チャーシュー、海苔、焼きニンニクに彩られたスープ
は、昔のラーメンを再現したということからでしょうか、化学調味
料が多めに入っており、私の好みからはかなり外れておりました。
 さらに、こちらの麺も伸び気味であり、スープとの相性は?でした。
 このラーメンが昔は美味しかったということであれば、現代人の舌
はかなり「こなれて」きたのかも知れません。
 昔美味しかったものを再現すると、思った以上に美味しくなかっ
たりする場合がありますが、生意気を言わせて頂きますと、このラー
メンもそうなのかも知れません。
 
 私の中では、濃いぃ豚骨=熊本ラーメンという勝手なイメージが
定着していましたが、あっさりした豚骨も熊本で歴史があることを
知ることができ、有意義なラーメン修行となりました。

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